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調べたことをまとめ、買ったものをレビューする日常的ブログ

FUJIFILM X-Pro2 / X-T2 / X-T20で「低速シャッター限界AUTO設定」があることを知らなかった話

富士フイルムのミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T20」で「低速シャッター限界AUTO設定」を使う

富士フイルムの色が好きでX-T20を愛用している
過去に富士フイルムのミラーレスカメラを複数機種使っていたが、”ISO感度AUTO”の低速シャッターは固定であった
他メーカーは焦点距離を自動で判断し、一般的に手ブレがしにくいとされる「1/焦点距離」付近に自動でSSを調整する機能・設定があった
富士にはその設定がないため、不便に思っていた

新たにFUJIFILM X-T20を利用し初めて、昔の感覚で”ISO感度AUTO”時のSSも1/60や1/100に設定していた(FUJINON XF 56mm F1.2 Rを使う事が多いため)
ある日、X-E3の発売に合わせ、Pro2やT2のAF機能の強化が羨ましく思いながらも更新内容を確認していると、「低速シャッター限界AUTO設定」の追加を知る
「低速シャッター限界AUTO設定」に付いて調べてみると、X-T20は元々設定可能であることを知る

「低速シャッター限界AUTO設定」はSSの変更が容易な富士フイルムのカメラとの相性は抜群

「低速シャッター限界AUTO設定」について調べてみると、以下のようにSSを制御してくれるそう

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ISO感度AUTOでの低速シャッター限界「AUTO」の動作について(X-Pro2 / X-T2 / X-T20)

特に意識せずとも、おおよそ”換算値”でSSを設定してくれ、今まで以上に不必要な高速SSを使う必要がなくなり、ISO感度を抑えた写真を撮ることができる

年月を重ねる毎に確実に進化を遂げているXシリーズは、「絶対的な画質」以外にも着実にユーザビリティとなっており、ますます一眼レフの意味を考える必要があるのかもしれない


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スーパーコンシューマー「ブロガーズトート」はカメラバッグとしても使える万能最強トートバッグであった

最強のトートバッグ”ブロガーズトート”レビュー

スーパーコンシューマー・アブラサスのとれるカメラバッグを購入したことを機に、同社製品の良さを実感する
ひらくPCバッグも所有していたことがあるが、他のバッグで代用可能であるため、今は手放している
同社の製品はHP上で制作過程が見られ、商品コンセプトに引き込まれる作りとなっている
ブロガーズトートもまつゆう*さんの記事を読み、買わずにいられなくなった
srcr.jp

購入時の第一印象は何よりも”軽い”こと
大きなトートバッグにもかかわらず、非常に軽い
しかし、大容量でなんでも入る大きさ、守備範囲が広い
日常の持ち歩きから小旅行まで行けてしまうほどの容量
さらに、内部は様々な収納が付いており、様々な小物が収納できる

ブロガーズトートをカメラバッグとして使用

カメラバッグとしても非常に優秀
蓋がないというトートバッグの特徴は、カメラの取り出しに優れ、スナップ撮影との相性が抜群
バッグ自体が非常に軽く、持ち出しが楽
細かな仕切りがあるため、メモリーやバッテリーの収納場所に困らない
パーテーションはないが、ソフトボックスを用意すれば、好きなだけ機材が持ち運べる
外観は耐候性にすぐれ、汚れ・雨に非常に強い
そのため、多少ラフにあつかっても問題なく、気が楽
適当なショルダーの長さと、くしゃっとしたルックスで、身体にもフィットし重さを感じにくい

デメリットはハッキリとない!と言える
…価格くらい、トートバッグと考えるとかなり高い

ただ、その見た目がツボれば、すべての人におすすめできるトートバッグである


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オリンパス”OM-D E-M1”から富士フイルム”X-T20”に乗り換えた理由

元々はニコン党でデジタルカメラデビューはNikon D70sであった
その頃からDSLRはニコンを主に使用しており、今現在も交換レンズは数本所有している

昨今、ミラーレスカメラでの動体撮影も十分に実用的になってきたことから、大きく重たいDSLRは持ちづらくなる
さらに、スナップ撮影が主目的であることから、サイレントシャッターが便利すぎる

そんなこともあり、オリンパスのE−M1を利用していたが、この度X-T20に乗り換えたのでその理由をメモしておく

E-M1はセンサーサイズの比較的小さい「マイクロフォーサーズマウント」を採用している
が、画質自体は十分に満足するレベルであった
また、オリンパスの圧倒的な手ぶれ補正により、ブレのない解像感あふれる画像を簡単に撮影することが出来た

動体への撮影は流石に得意ではなく、運動会程度でもまともにピントが来るのは2〜3割程度
レンズの拡充はすばらしいが、明るいレンズがあまりにも高すぎる
暗めの普及レンズを利用するのであれば、少フォーマットをわざわざ利用する意味が薄い
せっかく小型軽量なシステムにも関わらず、明るいレンズは高価過ぎ手が出ない
また、新型のE-m1 mark ii も他社フルサイズが買えてしまうほどの高級機種となってしまった
さらに、mark ii はLCDがバリアングル液晶となってしまい、チルト液晶とくれば、腰高での撮影に難がある

これらのことから、オリンパスからの卒業を決意し、動体に強くなった富士フイルムを導入することになった

富士には使いたいレンズが多数ある
XF 56mm
XF 90mm
XF 35mm F1.4
XF 23mm F1.4
XF 50-140mm
特にXF 56mm は過去にAPDレンズを使用していたこともあり、再導入は確定的であった
他、明るくて魅力的な単焦点レンズが豊富に揃っている
オリンパスと比べ、安価であることも重要

サイレントシャッターは当たり前に搭載されており、SSも1/32000まで対応でき、明るいレンズの日中使用もまったく問題ない

富士の画質の素晴らしさはいまさら語る必要もない
多くの人が画質は富士との認識があるほど
PRO2以降の富士フイルムは動体撮影にも強くなっている
もちろん、同じセンサー・プロセッサーを搭載しているX-T20もPRO2同様(昨今発表されたファームでは差がつく様子)
さらにX-T20はPRO2・T2と比べ、半額ほどで導入することも可能
その分、魅力的なレンズに投資することができる

これらの理由からXマウントの富士フイルムX-T20に乗り換えたわけである


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富士フイルムのポートレートレンズ「FUJINON XF 56mm F1.2 R」をAPDではなく無印を選んだ理由

富士フイルムの最強ポートレートレンズ「FUJINON XF 56mm F1.2」

富士フイルムにはjポートレート直球レンズ「FUJINON XF 56mm F1.2」が2種類販売されている
・APD(アポダイゼーション)レンズ
・通称”無印”
違いはAPDが入っているか否かのみ

APDが入ることで、ボケの輪郭がボケるという魔法のようなボケ味を味わうことができる
代わりにT値が低くなることで絞りは絞られ、物理的な光量の低下が見られる
さらに、同F値でのボケの大きさは無印の方が大きくなる
ボケの大きさは無印のF1.6とAPDの開放が同程度
その時のボケの輪郭がボケるため、綺麗なボケとなる

解像感はAPDは開放からキレキレの描写
これは物理的にAPDにより絞りが絞られているから
よって、無印をF1.6程度にした場合、APDの開放と同程度の解像感が得られる。

以上のことから、APDの開放と無印のF1.6はほぼ同程度の性能(ボケ味を除いて)であり、無印はさらにF1.2までの選択肢があることから、考えようによっては無印のほうが表現の幅が広い
とくに、無印は開放時の独特の柔らかさがあるため、ポートレートにはむしろ無印の方が好印象

価格は1.5倍程度の開き
元値が高いだけに1.5倍の開きは大きな差で、簡単にAPDを選択するのも難しい

これらの理由以上に無印を選択するべき理由がある
それはAPDはコントラストAFしか使えないという点
APDが入ることにより位相差AFが使えず、高性能AF-Cによる動体撮影が実用的となったX-PRO2以降の機種とは相性がわるい
その点無印は位相差AFに対応しているため、動体撮影も難なくこなす
最高のポトレレンズを最高の性能で使えるのが無印を選んだ最大の理由

描写性能は素晴らしいのひとこと
過去にAPDを利用していたが、両者の開放時の描写には違いがあるため甲乙つけがたい
ということは、これほど安価で素晴らしい性能であるという証拠
開放時の柔らかさはあるが、ピント面はキレキレの描写を味わうことができる
加えてAPDよりも大きなボケが得られることから、描写面からもAPD以上にオススメできるレンズである
暗い室内での撮影に有利な明るいレンズであることはもちろん、電子シャッターを備えた富士のボディであれば、屋外での開放撮影も難なくこなす
ハッキリ言ってデメリットのないレンズ
最短撮影距離が長いためよれないと言われるが、換算85mmと考えれば他社製レンズよりもよれる

このレンズのために富士のXマウントを導入することにしたため、常にカメラに装着されているメインレンズである


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富士フイルム「X-T20」と「XF 50-140mm F2.8」の組み合わせで子供の運動会を撮影した結果

FUJINON XF 50-140mm F2.8 R LM OIS WRのファーストインプレッション

一眼レフカメラの優位性は動体撮影のみと言っても過言ではない
ミラーレスで動体撮影をする場合は、まだまだ工夫が必要

という常識はもうすでに過去のものであった

FUJIFILM X-T20”と”FUJINON XF 50-140mm F2.8 R LM OIS WR”の組み合わせで子供の運動会に挑んだ
1日で千枚以上の写真を「AF-C」のみで撮影した
バチピンを含め、使える写真が9割以上という驚きの結果とともに、jpeg撮って出しにもかかわらず、これまで使ってきたどのデジ一写真よりも綺麗な写真が撮れてしまった
高画素化にともない、画角が足りない分はトリミングで対応するも、画質の劣化はほぼ感じないほど
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EVFの見え方も自然で、連写中も被写体を余裕で追うことができた
連写をCHにすれば、コマ送りになるがブラックアウトもせず、被写体を見失うこともない

AF-Cの食いつきは一眼レフと一眼レフ上位機種と対等に渡り合えるほどで、さらに”ピンずれ”がないため、一眼レフ以上に安定した画像が得られる
JPEG撮って出しに優れる富士機であれば、数千枚の撮影画像の後処理も必要なく、撮影後に煩わされることもない
もう一眼レフに戻ることはないかもしれない