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調べたことをまとめ、買ったものをレビューする日常的ブログ

バックパック型カメラバッグの回答「エブリデイバックパック20L」を購入(レビューその1)

カメラバッグ沼の出口としてマスタートラベラーズカメラバッグを購入したところです。
バックパック型、メッセンジャーバッグ型、スリングバッグ型と3WAYバッグとして利用できる特殊なカメラバッグで、用途に応じて使い勝手よく利用しています。
kotomono.hatenablog.com

本格的なバックパック型のカメラバッグを使用したことがなかったため、マスタートラベラーズカメラバッグを通じて、バックパック型のカメラバッグの利点を多く感じることがありました。
そこで、専用のバックパック型カメラバッグも一つ持っておきたいと思うようになり、各所で絶賛されているPeakDesignのエブリデイバックパックを購入してみました。

エブリデイバックパックバックパックの利点を知る

バックパック型カメラバッグの最大の利点は肩への負担の少なさかと思います。
他のバッグに比べ、単純に両肩でバッグを背負えるため、絶対的に低負荷で荷物を持ち歩くことができます。
カメラ関係の機材はどうしても重くなりがちですので、その点ではバックパック型との相性はとても良いのです。
しかし、一般的なバックパックからの機材の取り出しは、一度バッグを地面に下ろす必要がある等、決して快適とは言えませんでした。
そのため、最近のバックパック型カメラバッグには側面からの機材の取り出しに対応しているものが多く、エブリデイバックパックもその点に特化したバッグになります。

デメリット

まずは悪い面から紹介を。

耐久性の低さ

今回選んだカラーは新色の”ジェットブラック”なのですが、こちらの生地は非常に傷が目立ちやすく気を使うという点です。
外装はカメラバッグによく用いられるナイロンとは異なる素材のようで、決して耐久性がないわけではないのでしょうが、傷が付きやすいのです。
他の色で、このようなレビューは見かけたことがないため、ブラック特有の特徴のようです。ブラックを検討している方は注意が必要です。
傷以外にも全体的に耐久性が低く、バッグ背面の背中に当たる部分などは、生地の破れが早い段階で現れてきます。
上部スペースにアクセスするためのマグフラップも、金属どうしが接触するため、塗装剥がれによる地金の露出もあっという間です。

裁縫の甘さ

コレに関しては各所で言われているかと思います。
製品のコンセプトや使い勝手、使用している材料へのこだわりが高水準であるからこそ、裁縫の甘さが際立っています。
それも1箇所2箇所であれば問題にならないのでしょうが、あらゆる箇所の裁縫が甘いのです。
見た目はもちろん、耐久性にも問題がありそうなレベルです。

ショルダーベルトの薄さ

「重量級の荷物も軽く感じる」というのはエブリデイバックパックの最大の利点であり、この点は実際に使用してみて感じられた点です。
しかし、やはり実際に使用しなければわからないことがあるようです。
それは、ショルダーベルトの薄さや細さです。
大型のバックパックのショルダーベルトは、往々にして厚く太いものですが、エブリデイバックパックは非常にスマートなベルトとなっています。
よくできたバッグであり、重量自体は肩から背中、腰にまでうまく分散され、とても軽く運搬することができます。
しかし、ショルダーベルトが薄く細いためか、肩から上腕の付け根、脇にかけて"締め付けられる感"がとても強く、長時間の利用は難しいと感じました。
血が止まっている感じと言えばわかりやすいでしょうか。
もちろん、バッグ内の重量や個人の体型の問題もありますので一概には言えませんし、このようなレビューも見たことがないため、一個人の感想と捉えていただければと思います。
フィット感が良すぎるための弊害とも言えるのでしょうか。

メリット

良い点に関しては、たくさんのレビューにあるとおりかと思います。

圧倒的な機能性

バッグを背負ったままバッグの中にアクセスするタイプのカメラバッグの中では間違いなくナンバーワンの性能かと思います。
カメラを取り出す際には、バッグのサイドが完全に開くためカメラが取り出しにくいこともありませんし、レンズ交換も余裕でこなします。
細かな収容も数多くあり、また、可変式のパーテーション(ディバイダー)はこのためだけにエブリデイバックパックを使ってもいいくらいです。
(ディバイダー単体での販売をしたら飛ぶように売れると思うのですが…でもバッグ本体が売れなくなるのかな。)
ショルダーベルトの付け根が固定されておらず、自由に回転するため、幅広い体型にフィットする構造になっています。
ショルダーベルトの長さ調整も簡単で、チェストベルトにウエストベルトまで完備とスキがありません。

バッグ容量の自由さ

最大容量が20Lのバッグですが、上部の収納部分であるマグフラップを最小にすると12Lのバッグとして使用できます。
すると、一気に小型のカメラバッグとして利用でき、見た目の圧迫感や威圧感が抑えられます。
イメージは何でも入る大型のカメラバッグなのですが、実際はそこまで大きくなることはありませんので、気軽に持ち出すことができます。

まとめ

バッグとしての機能性に優れ、見た目も実にカッコいいカメラバッグになります。
容量のわりに小型のバッグで、まさに毎日常用できるバッグとして活躍してくれることと思います。
ただし、耐久性に目を向けると途端に不安なバッグになってしまいます。
カメラリュックとしては高価な部類ですので、長く使いたいと思うのが当たり前です。
しかし、スレに弱い生地のためくたびれ感が強くなり、裁縫の弱さによりバッグとしての機能の維持にも疑問があります。
機能性に関してはバックパック型のカメラバッグの中では間違いなく一番と言えるほどです。
特に、再度全面がフルオープンになる使いやすさとディバイダーによる柔軟な対応力は他のカメラバッグにはない優れた点です。
だからこそ、バッグ本体の耐久性への不安は少々残念な点でした。
実際に使ってみなければわからないのがカメラバッグでもあり、沼の深さを再認識する機会となりました。

ニコンのフルサイズミラーレス「Z7」「Z6」の登場で、富士の色かニコンの操作性かに迷いを生じる

富士フイルムのミラーレスカメラ”X-T20”を使用していましたが、そこにニコン一眼レフカメラ”D500”を新たに購入して使用しているところです。
これまでも、数多くのマウントを乗り換えしてきましたが、基本的に”1マウントに集中”することで、なるべくリッチなシステム構成を目指してきました。
しかし、D500を使用し始めると、改めて富士フイルムの絵作りであったり、レンズ構成のスキのなさが際立ち、富士フイルムのカメラやレンズを手放せずにいる状態になってしまいました。

D500の快適さを冷静に捉え、少し両システムを考えてみたいと思います。

ニコンD500と富士フイルムX-T20を比較

ニコンD500のメリット

両機の比較というより、一眼レフとミラーレスの比較にもなってしまうのですが、やはり操作レスポンスや動体性能に関しては一眼レフであるD500が圧倒的に優れています。
写真を撮るという行為に関しては、もうこれ以上の進化を望むことは難しいのではないかと思われるほど、快適になっています。
”撮りたい!”と思った瞬間から撮り終えるまで、一切のもたつきがありません。

富士フイルムX-T20のメリット

対してX-T20の最大のメリットはその表現力です。
フィルムシミュレーションに代表される”富士の色”は他社では真似をすることができない最大のメリットです。
また、色とともに素晴らしいのが”明暗の表現”です。
写真とは光の表現そのものですので、その光の表現の仕方が絶妙なのです。
他社の絵作りでは一方が明るいともう一方は暗すぎる、またはその逆になってしまうのですが、その”加減”が絶妙なのです。
例えば、天気の良い日中の室内の窓際で子ども達のバストアップを撮影しようとすると、富士以外のカメラでは顔が真っ暗な写真か、顔以外が真っ白な写真が量産されるのですが、富士のカメラではそのバランスがなんとも妙なのです。

また、魅力的なレンズ郡の存在も忘れることはできません。
APS-Cサイズ専用に設計されていることもあり、小型でありながら高性能なレンズが数多く揃っているのです。
特に単焦点レンズはどれをとってもハズレのない素晴らしいレンズばかりです。

過程を取るか、結果を撮るか

カメラが趣味であればD500は最高の相棒になってくれます。
写真を撮る行為そのものが快適で楽しくて、どんどん撮影枚数が増えていきます。
それに比べるとX-T20は少しの我慢が必要となります。
しかし、出力された”写真”をみると富士の色気は他社には表現できないものです。
「写真を撮る過程を楽しむのであればD500を、結果を楽しむのであればX-T20を」というのが、今の私の考えた結果です。
もちろん、ひとたび動体撮影になってしまえば、D500のほうが過程も結果も良いことは明白でしょうが。

ニコンからフルサイズミラーレスが発表され、ついに本格的にミラーレスへの舵を切らざるを得なくなったデジカメ業界です。
そんな流れもあり、いまさらDSLRにシステムを移行する不安も出てきてしまったのです。
一度、富士フイルムで様子を見てみようかとも思っています。

電動コーヒーミルを検討した結果、ボダムのビストロ コーヒーグラインダーを購入した話(外観レビュー)

自宅でコーヒー豆を挽き、エアロプレスでコーヒーを淹れる生活を続けています。
コーヒーは豆の状態で購入し、自宅で手挽きミル(HARIO セラミックコーヒーミル・スケルトン)で引いていたのですが、一日に数回も豆を挽いていると本の僅かな気持ちでも”面倒だなぁ…”と思うことがないわけではありませんでした。

コーヒーを飲みたいのに、豆を挽くのが面倒では本末転倒ということで、電動コーヒーミルを検討し始めました。
結果、Bodumの電動コーヒーグラインダー”BISTRO”を購入しましたので、購入経緯と商品の紹介を兼ねたレビューをしてみたいと思います。

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毎日のコーヒーを更に美味しく!エアロプレス用のステンレスフィルターを購入したのでレビューする

自宅でコーヒー豆をミルで曳き、コーヒーを淹れる時間が何よりも幸せな時でもあります。
こんな毎日を数年前から飽きることなく続けていますが、コーヒーを淹れる器具はフレンチプレスから始め、最近はもっぱらエアロプレスばかり利用しています。
購入時には紙フィルターが350枚?ついてくるのですが、残り枚数が少なくなってきたため、ステンレスフィルターを購入してみました。

エアロプレス用ディスクコーヒーフィルターセットをアマゾンで購入

購入先はアマゾンを利用しました。
フィルターは2種類あり、一般的なスタンダードと、目の細かいファインになります。
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今回は両方の違いも知りたかったため2枚セットを購入しました。

スタンダードフィルターとファインフィルターの違いは顕著

2種類のフィルターを購入しましたので、飲み比べをしてみました。
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まずはスタンダードフィルターから。
ファインフィルターと比べるとフィルターの目の大きさが際立ちます。
そのフィルターの目の大きさからか、プレスする際にあまり圧がかからず、コーヒーの味はスッキリとしたものになります。
ごくごくと飲めるコーヒーが好みの方にはおすすめできるフィルターになります。

次はファインフィルターです。
こちらはスタンダードフィルターと比べ、フィルターの目が非常に細かく作られています。
そのためか、プレスの際には紙フィルターと同程度の抵抗感が得られ、しっかりと圧がかかっていることが感じられます。
肝心の味は紙フィルター以上のコクとボディ感を感じることができます。
これは、コーヒーのオイルをフィルターが取り除かないためで、フレンチプレスの原理と同様のものとなります。
マッタリ、コッテリとしたコーヒーが好みの方はファインフィルターがおすすめです。
ただ、重さや雑味感も感じやすいため、軽さを求める方には合わないかもしれません。

フレンチプレスとエアロプレスのいいとこ取り!それがエアロプレスのステンレスフィルター

エアロプレスで紙フィルターを使っている方にはもちろん、フレンチプレスの味が好きな方にもおすすめできるのがエアロプレスのステンレスフィルターです。
コーヒー好きの方には得にファインフィルターをおすすめします。
紙フィルターでは感じられない圧倒的なコクは、一度飲んだら病みつきになること間違いなしです。
また、繰り返し使い続けられることもステンレスフィルターの良いところですので、コスパに優れる点も見逃せません。
エアロプレス自体が簡単なコーヒーの淹れ方ですので、飲みたいと思ったときにサッと淹れられる手軽さがあります。
手入れも簡単ですので、「フレンチプレスの味は好きだけど、片付けるのが面倒で…。」という方にもおすすめできます。

北海道旭川市の旭山動物園は子供も大人も楽しめる最高の動物園

北海道は旭川市にある「旭山動物園」は、日本一有名な動物園と言っても過言ではないかと思います。
”行動展示”という今ではどこでも見られる動物の展示方法ですが、この画期的な展示方法を生み出した動物園として未だに人気のある動物園です。

私自身は思い立ったら行ける場所に住んでいるのですが、ここ数年は旭山動物園に行く機会がありませんでした。
数年ぶりに訪れた動物園は、子供はもちろん、大人も楽しめる素敵な場所になっていました。

旭山動物園は年間パスポートが格安!

どんなものでも、その体験に対する対価は評価に対する重要な要素だと思います。
旭山動物園の利用には”入園料のみ”が必要となりますが、1年間何度も入園可能となる年間パスポートの料金が実に安いのです。
気になる入園料は、

  • 一般:820円(旭川市民:590円)
  • 中学生以下:無料
  • 年間パスポート:1,020円

と、年2回以上行くのであれば、圧倒的に年間パスポートがお得なのです。
他には一切料金が掛かりませんので、1年間に何度でも遊びに行くことができます。

動物たちに触れられそうな距離感

行動展示の旭山動物園ですので、あらゆる動物たちが、自然に近い環境での生活を送っています。
その動物たちを、まさに手が触れられそうな距離で観察することができます。

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Nikon D500
AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

キリンは手に届きそうな位置に顔が来るように設計されています。
見上げるほど大きな体のはずが、同じ目の高さで仔細に観察することができるのです。
おかげで、大迫力の写真を撮ることができました。

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Nikon D500
AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

ペンギンの泳ぐ姿などはもう当たり前に展示されている時代です。
上から横から下から前から自由自在です。

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Nikon D500
AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

オランウータンの親子も自由自在に歩き回って(?)います。

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Nikon D500
AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

ニホンザルは70頭以上が右往左往。
いつまでも見ていられる可愛らしさです。

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Nikon D500
TAMRON SP AF28-75mm F2.8

食事は安定の旭川ラーメンで、おすすめは東門横にある食事処です。

車で来られる方は駐車場に注意

旭山動物園に乗用車で来られる方は駐車場には気をつける必要があります。
動物園の駐車場は2箇所あり、正面の小さめの駐車場と、正面に向かって左の道路をぐるりと回った先にある東門駐車場です。
この2箇所の駐車場は”無料”で利用できますので、間違いなくこちらの駐車場を利用してください。
というのも、無料駐車場に行くまでの間には、動物園とは一切関係のない有料駐車場が複数箇所あり、それら有料駐車場へ誘導する誘導員が多数いるのです。
初めて訪れる方などは、間違っても有料駐車場を利用することがないようにしてください。

動物の写真

写真だけをぱらぱらと。

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まとめ

本当に大人が一日いても全くあきることのない動物園になっていました。
年々進化を続ける動物園ですので、最近来ていない地元の方も、是非一度動物たちに会いに来てみてはいかがでしょうか。