カメラが趣味で、デジタルカメラはニコンのD70sから使っています。
デジタル一眼レフカメラはニコンのフルサイズから、キヤノン、ソニー、ペンタックス。ミラーレスカメラは、ニコン、ソニー、オリンパス、パナソニックと色々使ってきました。
それぞれのメーカーや機種には得手不得手があり、必要に応じて使っていくのがベストだとは今でも思っています。
これだけ多くのカメラを経験している私ですが、今は富士フイルムのミラーレスカメラを使用しており、これで日常の記録からスナップ、運動会から風景まで全ての撮影をこなしています。
今日はそんなお話をひとつ。
FUJIFILM X-T10は基本スナップシューター
ミラーレスカメラは一眼レフカメラに比べて、やはり動体撮影には向きません。
これは現在の技術上どうしようもなく、異論もありません。
また、富士フイルムのミラーレスカメラのセンサーは、他社のフルサイズセンサーよりも小さいので、階調性や立体感などは負けているかもしれません。
それでも富士フイルムのJPEGは他社には表現できない”色”として、富士フイルムユーザーの誇りのようになっています。
動体撮影は苦手なFUJIFILM X-T10ですが、スナップ撮影やポートレートは抜群によく写ります。
それは富士フイルムはレンズがいいためです。
富士のレンズに惚れるなよ
富士のレンズはAPS-Cセンサー専用に設計された、一般的な一眼レフ用レンズと比べて小さなレンズが多くあります。
小粒でピリリと辛い、粒ぞろいのレンズです。
富士フイルムを代表するレンズ XF35mmF1.4 R
小形軽量で明るいレンズ。
絞り開放のゆるく雰囲気のある写りと、ちょっとしぼっただけでキリリと締まる写りの両方が楽しめる昔ながらのレンズです。
また、明るいレンズにもかかわらず、とても安価であるので、富士フイルムのミラーレスカメラを検討するなら、是非とも一緒に購入して欲しいレンズです。
富士フイルムの単焦点レンズ最高峰 XF56mmF1.2 R APD
私が富士フイルムを使い続ける理由ともなっているレンズです。
このレンズを使いたいがために、富士フイルムを使っています。
APDというボケ味にこだわりぬいたそのレンズ設計は、他社にはあまり選択肢がありません。
また、圧倒的な明るさをもったレンズですので、ひたすらボケ味を楽しむことができます。
標準レンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OISはもはや標準ではない
一般的なキットレンズについてくる標準レンズよりも明るく、それでいて写りも抜群な標準ズームレンズ。
これ一本だけで、日常の風景をすべて切り取れると言っても過言ではありません。
迷う前に一度使ってみれば、手放せなくなること請け合いです。
小さな体からは想像できない画をはき出すモンスターマシン
一眼レフカメラがまだまだ素晴らしいことに異論はありませんし、機会があればニコンのフルサイズに鞍替えしたいくらいです。
ただ、FUJIFILM X-T10を使い、これだけ安価で小さいデジタルカメラで、必要十分な画像が得られてしまうと、無理に一眼レフに戻る必要は無いことも明白です。
富士の90mmも所有していますが、もっと望遠寄りの明るい単焦点レンズが発売されれば、まったくスキのないシステムが組めるだけに、レンズの開発を望むばかりです。
ただこのカメラで日常の記録を撮り続けるだけでも、今は十分に満足出来ていますので、もっと使いこなせるようになりたいと思っています。
今の私の身の丈に十分にあった、120点を付けられる素晴らしいカメラだと思います。