フィルム時代の銘レンズ「TAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di
LD Aspherical [IF] MACRO」を未だに第一線で利用しています。
Nikon D500という最新(?)の機種との相性はどうなのかも含めてレビューしてみます。
TAMRON A09 レビュー
デジタルカメラ専用には設計されていない旧世代のレンズですが、銘レンズとして名高いレンズです。
軽量大口径の標準ズームレンズで今でも愛用者は数多くいます。
このレンズは世代により複数種類存在していて、私が所有しているのは最も古いレンズ内モーターがないタイプのものです。
レンズ内モーターのないタイプのレンズは、ニコンのエントリーモデルのデジカメではAFが使えないこともあるため注意が必要です。
その代わり、Nikon D500などの上位機種には本体側にレンズを駆動させるモーターが内蔵されており、かつフラッグシップモデルともなるとそのモーターも強力なものとなっており、高速なAFが期待できます。
実際、Nikon D500に装着すると必要十分以上のフォーカススピードが味わえます。
TAMRON A09の写りは?
肝心の描写力はどうでしょう。
はっきりいうと非常に個体差の大きいレンズとなります。
事実、今私が待っているA09は5代目のものです。
過去の4台は写りがモヤモヤだったり、フォーカスが合わないもの等、とてもまともに使えないものでした。
その点、今のレンズはフォーカスはバチピンで、写りも開放からズームレンズとは思えないほどの解像感があります。
特にワイ端とテレ端の写りがよく、中間はそれらに比べ若干劣るといったところです。
テレ端開放で机の上にあったティシュを。
オリジナル画像では、インクの粒状感まで見て取れます。
最短撮影距離も短めで、ズーム全域で33cm まで寄ることができます。
最大撮影倍率は1:3.9で、Nikon D500等のAPS-C機種であれば、簡易マクロとして十分に活躍できます。