僅か2カ月程で、全くイヤホンを使っていなかった私が、中華イヤホン5本目を入手することになるとは思っていなかったのですが。
記念すべき5本目の中華イヤホンは、ハイブリッドですらない1DDの「KZ EDX」になります。
こちらもアリエクスプレスで600円台で購入した激安イヤホンです。
購入のタイミングでスケルトンモデルがあったため、迷わず購入しました。
フルプラスチック筐体で高級感はありませんが、これはこれでかっこいいです。
様々な媒体で賛否ある評価がされているEDXですが、よく聞き比べてみると賛否あるのも納得の音質です。
パッと聞いた印象は「とても良い」です。
価格からは考えられないほどの音質です。
低音から高音までしっかりと表現されていながら、中音域のボーカルも全くつぶれていません。
確かにいい音。
ただ、これ単体で聞けばです。
しかし、やはり好みの問題が強いかと思います。
個人的に手持ちの中華イヤホンではKZ ZAXの音質が好みなのですが、EDXと聞き比べることによって、その理由がはっきりとわかりました。
音の分離感や立体感が全然違うということです。
ZAXは多量のBAとDDがあり、それぞれが音を奏でているため、楽曲の音源一つ一つが独立してなっているように感じられます。
ピアノ、ギター、ベース、ボーカル
それぞれが独立してきちんと聞こえます。
対してEDXはDD一つで全ての音を表現するため、悪く言えば複数の音が同じところからなっているように聞こえるのです。
ただ、これは好みの問題が大きく、多量の音に包まれるZAXは聞き疲れしますし、EDXは音楽を楽しむのには最適でもあります。
普通に聞く分にはEDXは十分すぎるほど高音質です。
ただ、上を知ってから聞いてしまうと、少し物足りなくなるのも事実です。
賛否あるのはこのあたりが原因でしょうか。