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KZ ASXの誤解 こいつは小難しいイヤホンだ(レビューその2)

ASX

実に評価が低いですよね

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KZ ASX フェイスプレートはかっこいい

うーん

そう、こいつ

小難しいイヤホンなんです

うまくハマらないと実力を出せない不遇なイヤホンでした。

 

イヤーピースがほぼ専用品

 

私を含めASXを買う人って

「もうすでにイヤホンが好きな人」だと思います。

そんなわけで、お気に入りのイヤーピースも持っていると思います。

わたしも、メインは「final Eタイプ CLEAR」を使用していますので、ASXにも何の迷いもなく装着し視聴していました。

ただ、ステムが耳の内部に配置されるため、ワンサイズ小さいイヤーピースで対応していたところです。

 

しかし、音質自体には満足していたのですが、どうにも耳への収まりが悪く、全然フィットしませんでした。

なんせ、長時間の使用で耳が痛くなるんですよね。。。

 

そんな時、ふとASXの商品画像を見ていると、付属イヤーピースの独特のデザインが目についたわけです。

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左が付属イヤーピース、右がfinal Eタイプ

開口部の広さもそうですが、ステムに装着した時の様子が全然違うのです。

このように…

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ステムのフィルターの見え方に注目

このように付属イヤーピースはステムのフィルターギリギリの高さしかありません。

一般的なイヤーピースは右のfinalのもののように、ステムのフィルターから高さがあります。

つまり、付属イヤーピースだと耳の奥にステムを配置することができるわけです。

付属イヤーピース以外だと耳の奥に差し込むことができず、どうしても耳にフィットしません。

ものすごく鼓膜にダイレクトアタックですが…。

 

一般的なイヤーピースは、「耳に蓋をすることで低音を逃さない」

そのため耳の穴に合ったサイズを探すわけですが、ASXは少し違うアプローチだったようです。

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この違いが大きな違い

 

音質

今回もDACは「Sabaj D5」

ケーブルはNICEHCKの混合線です。

  

 

純正イヤーピースを使用しないでレビューをしてしまったことは失態です。

大変申し訳ありませんでした。

 

とはいえ、純正イヤーピースも3種類のサイズが入っており、私は中間のサイズのみフィットする状況でした。

大きいサイズのイヤーピースも耳には収まるのですが、スカスカの音になってしまうという不思議な状態となりました。

そのため、純正イヤーピースといえども、サイズが合わない人には全く高音質を体感できないという、これまた小難しいイヤホンなのです。

 

ちなみに、ジャストフィットした中間サイズのイヤーピースで改めて音を聞いてみると、、、うーん、素晴らしい。

前回のレビューでは、薄いベールがかかったような音だったのですが、そのベールは見事に剥がれました。

全体的に実にスッキリとした音で、ボーカルからその他の音源まではっきりくっきり聞くことができます。

これはいつまでも聞いていられますね。

 

レビュー記事を書くたびに、書いたイヤホンがメインになるという不毛。

おそらく、耳のエージングが進むんでしょうね。