「TRIPOWIN TC-01」のファーストインプレッションから2週間ほど経過し、僅かながらもエージングが進みましたのでレビュー記事を1つ。
やはりというか化けましたね。
ハッキリクッキリパワフルなリスニングで、リケーブルが楽しめる高コスパイヤホンに仕上がりました。
TRIPOWIN TC-01 レビュー
視聴環境
視聴環境は基本的にファーストインプレッション時と合わせています。
・イヤーピースは「final Eタイプ CLEAR」
試聴時の基準となる重要なピースです。自分に合ったイヤーピースを探すのが最も大切です。
・ケーブルは「NICEHCK GCT4」4.4mm バランス接続
安価で高音質、元々のイヤホンの音色を崩さず、ブーストしてくれる。
何かと比較するほど手放せない。素直にいい音だなと。
・音源は「YouTube」
誰でも同じ音質で聞けるように、試聴時は必ずコレ。
音質
私は基本的にエージングで音質は変わると思っています。
それは、イヤホン本体の音質変化はもちろんのこと、人間の耳や意識のエージングも進むという意味で、です。
今回は、某エージングプログラム(1時間)を2回と、実際に音楽を視聴すること約20時間でのレビューとなります。
まず、音質ははっきりと変化がありました。
低音が明らかに前に強く出るようになりました。
箱出し状態では控えめに奥にいた低音が、明らかに前に出てきました。
それに加え、高音や中音は相も変わらずしっかりとしているため、すべての音域が暴力的に元気なイヤホンに化けました。
全音域がベールもなくクリアで、ハッキリクッキリパワフルな音を出してくれます。でも不思議と聞き疲れはなく、小さなハウジングで耳への収まりもいいので、いつまでも聞いていられます。
低音に関しては、もしかすると”低音お化けなイヤホン”にも負けないほど出ているかもしれないのですが、それにも増して高音や中音が頑張るために悪目立ちせず、なぜかバランスが良いという不思議。
これは、楽しいイヤホンですよ。
このように全ての音域が全力で出ているからこそ楽しめることがあります。
リケーブルです。
自分の好みの音を強調するケーブルと組み合わせることで、このイヤホン一つで様々な音楽を楽しむことができます。
手持ちの純銀ケーブルと組み合わせた場合、元気な高音域がさらに協調され、清涼感抜群の音質を楽しむことができます。
それでも、低音が埋もれることがありません。
このように”リケーブル”することで、音の変化を楽しむことができます。
純正のケーブルはちょっと物足りないかもしれませんね。
ただ、上流は最も大切で、普通のスマホでは鳴らし切れないと思います。
DAP等の使用も推奨です。
評価
箱出しでは高音中心の寒色系イヤホンでしたが、エージングにより全域がパワフルな楽しいイヤホンに見事に化けました。
販売価格(約5,000円)を考えると破格の音質かと思います。
高音:☆☆☆☆★(4.5)
中音:☆☆☆☆★(4.5)
低音:☆☆☆☆ (4)
音場:☆☆☆ (3)
定位:☆☆☆☆ (4)
評価:☆☆☆☆★(4.5)
好み:☆5
コスパ:☆5
おススメ:☆5