SONY α9に組み合わせる終のレンズ第2弾が到着しました。
そのレンズがこちら!
「SAMYANG AF 135mm F1.8 FE」です。
SAMYANGのレンズは初めて購入したかもしれません。
最新のこのレンズはデザイン性も最近主流のシンプル路線でとてもかっこよく見えます。
ロゴも控えめで必要最低限と言ったところ。
本体サイドには
・フォーカスホールドボタン
・カスタムスイッチ
・フォーカス範囲リミッタースイッチ
と、使い勝手のいいスイッチが3つ並んでいます。
82mmのフィルター枠を有する、大口径の前玉は迫力十分です。
偶然にもSIGMA 35mm F1.2とフィルターサイズが同じになってしまいました。
ダイコウケイバンザイ
レンズの外観はこれくらいにして、試写した様子を掲載してみます。
第一印象は「解像感オバケ」です。
ピント面のキレが素晴らしい、凄まじいです。
これは各種レビューにあった通りだと思います。
また、ボケみも非常にクリーミーなものです。
上の写真は背景が木の葉で、ざわつかないことのない被写体ですが、非常にきれいにボケています。こんなボケ味はニーニーの時に味わって以来かもしれません。
さすがは最新の単焦点レンズと言ったところです。
光の当たった葉っぱの様子です。
ピント面のキリリとした描写は息を呑むほどです。
逆光性能も素晴らしいと思います。
画面左上には直接太陽を僅かにフレーミングしていますが、大きな破綻はしていません。
ピント面(手前の葉)葉しっかりと描写されています。
比較的近接した写真ですが、隅までしっかりと解像しています。
もちろん中央との単純な比較はできませんが、全く問題ない解像感です。
また、近接にかぎらず、周辺減光も控えめで、大口径レンズとしては非常に優秀だと思います。
この表現力はどうでしょう。
金属の質感と土の匂いまで感じられそうなリアルな描写です。
それに続くボケ味も見事としか言いようがないです。
135mmのF1.8はピントが薄過ぎて大変です。
雑多に撮影すると、主題のない写真も量産されます。
ボケのある写真はカメラ初心者にありがちな表現とされることもありますが、全然良いと思います。
せっかくの大口径レンズですので、ズームレンズでは表現できないボケの世界を堪能しています。
今回掲載の写真は全て開放で撮影したものになります。設定がミスっていなければ。
松ぼっくりの解像部分を見ると驚きを隠せませんでした。
繊維一本一本が見事に表現されている写真は、久しく見ていない気がします。
この解像感はちょっと信じられないほどです。
度々被写体となってくれる「ネコ」寂れた感じが写欲をくすぐります。
ボケがざわつきやすい細い葉も比較的落ち着いて見られる表現になっていると思います。
以上が「SAMYANG AF 135mm F1.8 FE」のファーストインプレッションとなります。
やはり、解像感とボケの両立が印象的なレンズとなっています。
外装はザ・プラスチックですが、マットな質感が高級感を演出しています。
また、大口径で大柄なレンズですが、プラスチックのため非常に軽く、撮影時には全く重さを感じることもありませんでした。
現段階では「誰にでも手放しでお薦めできるレンズ」としか言いようがありません。
これからもボケ写真量産レンズとして大活躍してくれそうです。