docomoから格安スマートフォン「MONO」が発表されました。
本体一括価格が648円と、他のスマホと比べて圧倒的な安さが売りのスマホです。
価格の割にスペックには抜かりなく、メインスマホとしてもまったく問題のないほどです。
引用先:NTTドコモ ホーム
ただ、価格ばかりが先行して、詳細なプランの情報はうまく隠されています。
「端末購入サポート加入で実質648円」ということに消費者は気づいているのでしょうか。
648円スマホ「MONO」
本体価格は一括648円?実質648円?
スマホの価格が安いことで注目を集めているMONOですが、契約の縛りに関する情報はうまく隠されています。
本体価格が一括648円であればある程度の反響があると思いますが、「実質648円」という昔ながらのキャリア戦法で展開されています。
価格のみを先行させて結局は今までと変わらないというこの販売方法に嫌気が差し、キャリア契約を止めて久しいですが、大手3キャリアはまだまだこの手段で消費者を騙し続けていくのでしょうか。
MONOの気になるスペックは?メインスマホとしても必要十分な性能
MONOの気になる性能は必要十分なものです。
端末の製造メーカーはZTEが行っています。
日本での販売実績も十分な格安SIMを展開しているメーカーで、安心感は抜群です。
画面サイズは4.7インチで、画素数は1280×720のHD対応とです。
最近はFHD以上の高精細な液晶を搭載しいてるスマホが普及してきていますが、高精細な画面はそれと比例して消費電力も大きくなるため、HDでも十分でしょう。
すでに、HD以上の画面は違いを見分けることは難しいレベルになっていますので、気にする必要はありません。
スマホ本体の重さは約138g。カラーバリエーションははブラックとホワイトの2色。
シンプルなデザインと色使いで、どの年代にも合わせられるよう無難にまとめてきたというところでしょうか。
CPUにはQualcomm社のMSM8952を搭載。
安価なスマホにはMediaTek社の安価なCPUを搭載することが多いのですが、この点は素晴らしいと思います。
RAMは2GB、ROMは16GBで、microSDカードの利用もできます。
こちらも安価なスマホはRAM1GB でROM8GBというものがまだまだ存在していますので、素晴らしい点だと思います。
とくにRAMが1GBと2GBの違いは顕著で、メインスマホとしての利用を考えているのであればRAM2GB以上は必須だと思います。
バッテリー容量は平均的な2440mAhと、1日利用には十分すぎるスペックでしょう。
最近はスマホカメラの普及によりカメラ性能を重視する人が多くなっています。
その点もしっかりと押さえられており、外側カメラは13MP、内側カメラは5MPとツボを押さえています。
音楽はこの価格では驚きのハイレゾ再生に対応しています。
さらに、本体は防水・防塵仕様です。
防滴ではなく防水対応というのが驚きの点です。
Androidスマホとしては初のマナーモードスイッチが付いており、ガラパゴススマホの一端を垣間見ることが出来ます。
ただ、ワンセグやお財布ケータイなど、日本独自のものには対応していませんので、これらが必要な方にはちょっと残念な点です。
12ヵ月以内に解約の場合、違約金が発生する
648円という情報が先行していますが、これにはもちろん条件があり、12ヶ月以内の解約には違約金が発生します。
これは「端末購入サポート」への加入に伴い「本体648円」となるためで、この端末購入サポートが12ヶ月以内の解約に違約金が設けられているためです。
つまり、MONOを648円で購入したいのであれば12ヶ月はdocomoとの契約が必須となるものです。
また、端末購入サポートに加入しないのであれば、本体価格は30,000円程度と言われており、結局は「実質648円」の端末のようです。