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セーラーの万年筆「ハイエース」をレビュー!入門用とは思えないお値段以上の書き味と高級感

トラベラーズノート生活を始めた時にペリカンの万年筆「ツイスト」と出会い、細いニブを求めてパイロットの万年筆「カクノ」を購入してきました。
カクノだけでも手帳に書き込むだけなら十分だったのですが、せっかくの万年筆ですので色違いのインクも使ってみたくなりました。
そこで、カクノと同じように手帳にも使えるような細めのニブで、日本製の万年筆を探した所、セーラーの万年筆「ハイエース」に辿り着きました。
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既に発売が終了している「ハイエース」ですが、運良く入手することができました。
その魅力的な使い心地にすっかりと魅了されています。


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セーラーの万年筆「ハイエース」を購入

カクノの次に購入する手帳用の万年筆を考えることとしました。
条件としては

という点です。以下に説明していきます。

ハイエースは1,000円程度で購入できる安価な万年筆

当時、販売価格1,000円でスーパーやコンビニ等に卸されていた商品のようです。
こだわりのある万年筆というものではなく、気軽に使うことを想定した商品です。

ハイエースのペン先はF-4の細めのニブ

ペン先の太さは「Fー4」を採用しており、細めのペン先となっています。
手帳等に細かい文字を書き込むには便利な細さです。

カクノは優秀な万年筆だが、同じもの2本は味気ない

カクノ自体はとても気に入って使っていますが、万年筆の選択肢は多種多様にありますので、同じものを2本持つというのも面白みにかけると思います。

ハイエースは現行のコンバーター「CON-40」が利用できる

現在は発売されていないハイエースですが、コンバーターには対応しており、今でも発売されているCONー40というコンバーターが使用できます。
コンバーターを利用することにより好きなインクを使用することができるため、この点は外せません。

これらを満たしてくれる万年筆として、セーラー「ハイエース」を購入することとなりました。

ハイエースの使い心地をレビュー

ハイエースの書き味は独特です。
ペン先は細いニブを使用しているのですが、カリカリの書き味ではありません。スルスルといった表現でしょうか。
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もう…最高です。
インクフローはカクノよりも潤沢で、筆圧にしっかりと応じてくれます。
細く書きたければやさしく、太めに書きたければしっかりと。
ただ、基本的には細いニブですので、強く太い文字を書くのは難しいです。
ニブの色は金色ですが、スチール製のニブと思われます。
ただ、スチール製とは思えないほど、ヌルヌル書くことのできる素晴らしいペン先だと思います。

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本体はステンレス製で、この価格帯の商品とは思えません。
キャップも同じくステンレス製で、閉めるときにもカチッという音ともに高級感があります。
外観上、メーカーや商品のロゴもなく、とてもシンプルで好感が持てます。
黒いグリップ部分もしっとりとしていて、まったく滑りません。
ひんやりとした感触と、しっかりとした重量感もありますので、特別な所有感をもたらしてくれます…1,000円ですけど。

トラベラーズノートに常駐

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トラベラーズノートには純正のペンホルダーが販売されています。
そのペンホルダーMとの組み合わせがハイエースは抜群です。
また、使いたい時は本体だけをはずし、キャップをペンホルダーに置き去りにすることで、わざわざペンホルダーから万年筆を取り外す必要がなくなり、使い勝手がとても良くなります。

まとめ

セーラーの万年筆ハイエースを運よく購入することができ、一番のお気に入りとして使用しています。
ハイエース自体は2009年に廃盤となった商品のようで、今では普通に入手することが困難です。
現在、ハイエースの後継機として「ハイエース・ネオ」が販売されており、価格も同様の1,000円程度となっていますが、本体はプラスチック製となってしまい。ダウングレードといったところでしょうか。
今現在普通に購入できないことが残念でなりません。

スルスルヌルヌルとした素晴らしいニブと、ステンレスで覆われた高級感あふれる外観、ペン先は金色の合金でまとわれており、全てにおいてお値段以上であることは疑いようがありません。
書くだけで楽しい万年筆を十分に味わうことができる商品ですので、手にとる機会があれば是非にでも入手して損はないでしょう!


以上、『セーラーの万年筆「ハイエース」をレビュー!入門用とは思えないお値段以上の書き味と高級感』でした。