今回紹介するカメラバッグは「PeakDesign(ピークデザイン) エブリデイバックパック」です。
ズバリ、パパママカメラマンにおすすめできるカメラバッグです。
小さいお子さんのいるカメラパパ・ママは荷物が多くなる傾向にあるはずです。
赤ちゃんであればオムツやお尻拭き、小さいお子さんであれば着替えやおやつもバッグに忍ばせておかなければなりません。
そんな時に必要なカメラバッグは断然リュックタイプがおすすめです。
重い荷物も軽快に運ぶことができるリュックタイプのカメラバッグは子育て世代のパパママにはベストな選択です。
そんなリュックタイプのカメラバッグの中でもおすすめできるカメラバッグが、今回紹介するエブリデイバックパックです。
荷物が少ない方には「エブリデイスリング」がおすすめ。
「ピークデザイン エブリデイバックパック」のレビュー
ここがおすすめ
横からの取り出しに特化したスナップ最強のカメラバッグ
このカメラバッグの最大の特徴はリュックタイプにもかかわらず、カメラの取り出しが簡単なところです。
一般的なリュックタイプのカメラバッグは「一度リュックを降ろさなければバッグ内にアクセスできない」のですが、エブリデイバックパックはバッグ横からの取り出しが簡単な構造となっています。
片方のショルダーベルトを外し、バッグを体の前に持ってくることによって、バッグの中にアクセスすることができます。
そのため、写真を撮りたいと思った瞬間に、カメラを取り出すことができるのです。
このようにバッグ全体が見渡せるほど開くことができるため、一瞬で必要なものを取り出すことができます。
中にはピークデザインお得意の「ディバイダー」が3枚も付属していますので、バッグ内を自由に仕切ることができます。
大型の持ち手が3ヶ所についている
カメラバッグには持ち手が必須だと思います。
エブリデイバックパックにも持ち手はしっかりと付いています。
普通であれば、バッグの上部にだけ持ち手がついていることが多のですが、このバッグには左右にも持ち手がついています。
横から取り出すことに特化したバッグですので、バッグを横に倒して取り扱うことが頻繁にあります。そのための左右の持ち手です。
これら3ヶ所の大型の持ち手は非常に頑丈に作られていますので、カメラやレンズを満載にした状態でも安心して持ち上げることができます。
パソコン収納スペースも完備
最近のカメラバッグにはパソコンを収納する専用スペースがあるものが多くあります。
撮影した画像を管理・編集するためにはパソコンが必須となるためです。
エブリデイバックパックにも専用のスペースが設けられています。
バッグ上部のジッパーを開けると大容量のPCスペースにアクセスできます。
背中にあたる側にパソコンが、反対側に小物が入るスペースがあります。
充電器等、PCに関する小物をひとまとめにできます。
ここがあと一歩
傷が付きやすい
私が購入したのは「ジェットブラック」という色なのですが、この色はとても傷が目立ちやすいという特徴を持ちます。
「黒い車は汚れが目立ちやすい」ことと似ているかもしれません。
当たり傷がとても目立ってしまい、ちょっと残念な感じとなっています。
マグフラップも金属の地金に黒色で塗装をしているため、使い続けると必ず塗装が剥がれてみすぼらしい感じに。
普通のバッグのように使っているだけで、傷だらけになってしまいますので、価格からは考えられない程の残念感です。
収納例
エブリデイバックパックで持ち出す機材はこの程度です。
一番下に「FUJINON XF 50-140mm F2.8 R LM OIS WR」を。
中央の空いているところには「FUJIFILM X-T20」と「FUJINON XF 16mm F1.4 R WR」の組み合わせ。
本体の上にはディバイダーで仕切りをつけて奥側に「TAMRON SP AF 90mm F/2.5 (52E)」+マウントアダプター、手前側に「FUJINON XF 56mm F1.2 R」を。
最上部にはブロアや手帳、その他の小物を収納しています。
予備バッテリーや予備メディアは蓋の裏の収納部にスッキリと収納できます。
写真で紹介
デザインのカナメともなっているマグフラップ部分です。
オールブラックのロゴも他のカラーとは差別化されていてカッコいいのです。
蓋裏のロゴも素晴らしいですね。
マグフラップ部分には大きなマチがありますので、内容量を最大20Lまで増やすことができるのです。
ショルダーベルトは大型のものがついています。
こちらのベルトは疲れにくいという声をよく聞きますが、個人的には疲れやすいベルトだと思います。
同社のエブリデイスリングと同様に非常に薄く作らていますので、あまり欲張って荷物を詰め込みすぎると、途端に肩への負担が増しますので注意が必要です。
チェストベルトやウエストベルトも標準装備です。
これらがあるだけで疲労感が全く違いますので、リュックタイプのカメラバッグには必須でしょう。
ショルダーベルトの長さ調整もとても簡単です。
バッグの横には三脚やペットボトルを収納する専用のスペースがあります。
使うときだけ広がる構造ですので、普段はとてもスマートに見えます。
背中に当たる部分には大型のパッドと、ムレ防止の空間が設けられています。
収納部分を開けるジッパーは逆開(両開き)ジッパーとなっていますので、扱いやすいようにどちらからでも開けることができます。
バッグ外側には細めのストラップが4本様々な形に固定することができるようになっていて、三脚や寝袋、脱いだ上着等をバッグにくくりつけておけます。
まとめ
このバッグを一言で表すと「カメラバッグ以上のカメラバッグ」です。
カメラを持ち出せることはもちろん、ディバイダーを活用すれば、驚くほど多くの荷物をバッグ内に詰め込むことができます。
荷物が多くなりがちな子育て世代の親御さんにもおすすめできるカメラバッグです。
ただ、ジェットブラックに関しては 非常に傷が目立ちやすい生地になっているため、できれば他のカラーを購入することをおすすめします。
5段階評価
- 外観 ★★★☆☆(3/5)
- 機能性 ★★★★☆(4/5)
- 耐環境性 ★★★★★(5/5)
- コスパ ★★★★☆(4/5)