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ミラーレス一眼「オリンパス OM-D E-M1」の再購入に伴うレビュー 手ぶれ補正と静音撮影が秀逸なフラッグシップ機

現在、デジタル一眼レフカメラニコン D750」を使用しており、その写りには文句のつけようもありません。
ただ、やはり一眼レフを日常使いするにはその大きさがネックとなり、持ち運びや取り回しに躊躇することが出てきます。
また、北国の冬は着るものも増え、ますます荷物の持ち出しが億劫となります。

そこで、過去に一度手放している経緯はありますが、オリンパスの”OM-D E-M1”を再導入することにしました。
当時よりファームウェアのバージョンアップも図られ、使い勝手は向上している印象を得られました。


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OLYMPUS OM-D E-M1 レビュー

マイクロフォーサーズマウントを選択した理由

小型のデジタルカメラを選択肢に入れた場合、”マイクロフォーサーズマウント”が一番に頭に浮かびました。
センサーサイズの小ささから、ボディのみならずレンズも小型化することができ、結果としてシステム全体としての小型軽量化が図れるためです。
今回はその持ち出しやすさや取り回しを重視するためマイクロフォーサーズをシステムとして導入することにしました。

オリンパスのフラッグシップ”E-M1”を選択した理由

マイクロフォーサーズマウントは”オリンパス”と”パナソニック”が主なメーカーになります。
両社には様々な利点がありますが、今回は”オリンパス”を選びました。
オリンパスの優位な点は何と言っても手ぶれ補正に尽きると思います。
全カメラメーカーを見ても、オリンパスほど手ぶれ補正が優れているメーカーはありません
また、ボディ内手ぶれ補正を採用している貴重なメーカーでもあり、マウントできる全てのレンズに手ぶれ補正の恩恵を受けることができるのも特徴的です。
中でも、オリンパスの現フラッグシップモデルでもある”E-M1”は強力な5軸手ブレ補正機構を搭載しており、その信頼性は折り紙つきです。
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E-M1を選択した理由は他にも、そのデザイン性に惹かれるところや、すぐれた耐環境性能(防塵・防滴・耐低温)、さらにオリンパス製のレンズに大変な魅力を感じているところにもあります。
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システム全体をオリンパスで統一することも可能であり、その信頼性は揺るぎないものとなります。

今月発売が予定されている”E-M2”への乗り換えも考慮した機種選定であることも事実です。

E-M1に合わせるレンズとして”M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO”と”NOKTON 42.5mm F0.95”を購入

E-M1を購入するにあたり、組み合わせるレンズも検討しました。
真っ先に浮かんだのは”NOKTON 42.5mm F0.95”です。
このレンズも、過去にE-M1と同時に使用していたレンズで、その独特の写りが忘れられないレンズでした。
今回のE-M1購入に合わせ、再度購入することにしました。

次に、あまり使用機会はないのですが、広角側のレンズもないと不便ではありますので、換算24mmから対応できる”M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO”を購入してみました。
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本来広角側をカバーする予定で購入したのですが、写りの良さとあまりの使い勝手の良さに、すっかりメインレンズとなっています。

望遠側として”M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO”再購入予定

”標準ズームレンズ”と”明るく寄れる最強レンズ”を手にしましたので、残す所は望遠側になります。
これも迷うことなく”M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO”を購入する予定です。
このレンズも過去にE-M1と組み合わせていたレンズで、その写りの良さと取り回しの良さは実証済みです。
マイクロフォーサーズを導入する際には必要不可欠なレンズです。


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OLYMPUS OM-D E-M1”の使用感

オリンパスの手ぶれ補正は素晴らしいです。
というよりも凄すぎます。
静物撮影に関して、オリンパスの手ぶれ補正にまかせておけば、暗い室内でも高感度に頼る必要がありません。
これは標準ズームである”M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO”でも体感できるのですが、”NOKTON 42.5mm F0.95”との組み合わせることにより、その世界が広がります。
完全マニュアルレンズであろうとも5軸手ブレ補正機構を受けられるオリンパスのミラーレスカメラですので、F値0.95との組み合わせは正に鬼に金棒といったところです。

当初の目的でもある持ち運びや取り回しは、やはり一眼レフカメラとは比べ物にならないほど楽になりました。
単純な重さオリンパスのフラッグシップにもかかわらず軽く、カバンの中に入れていても気にならないほどです。
購入したレンズは、マイクロフォーサーズマウントの中でも重量級のものばかりですが、それでも大きな一眼レフ用とは比べ物になりません。
このことだけでも、マイクロフォーサーズを導入してよかったと思えます。

ファームウェアVer.4.0で静音撮影(電子シャッター)が可能となる

OM-D E-M1は度重なるバージョンアップを果たし、ファームウェアVer.4.0で静音撮影(電子シャッター)が可能となりました。
以前にE-M1を使用していたときは、この電子シャッターが搭載されていなかったため、他の電子シャッター搭載機種に変更をしたところですが、今回待望の電子シャッターが搭載されていたことも、E-M1を再購入するきっかけとなっています。
電子シャッターは物理的なシャッターの動きがないため、シャッターブレが発生せず、最強の手ぶれ補正と合わさって、E-M1はミラーレスカメラの中でも最もブレに強い機種の1つとなっています。
また、電子シャッターは一切の音が発生しないため、その場の雰囲気を壊すことなく撮影を行うことができます。
例えば、子供の学芸会や演奏会で撮影する場合、大きなシャッター音はそれだけで周りの迷惑になることがあります。
その点、電子シャッターでの無音撮影を行えるE-M1は、周りを気にすることなく撮影に集中することができます。
一眼レフカメラでは絶対にできない無音撮影は、子供の寝顔や、幼少期のパーツ撮影にもベストチョイスでしょう。

フラッグシップとしての風格

オリンパス渾身のフラッグシップの姿は見るだけでも惚れ惚れとします。
小さいボディにもかかわらず、金属の塊を感じさせる凝縮感があり、防塵防滴により一部の隙間も感じさせません。
操作系は小さい機体ながらもよく考えられており、無駄な点は感じられません。
唯一、電源ボタンの位置だけはキヤノン方式ではなく、ニコン方式のように本体右側にあったほうが使い勝手に優れていたと思います。
チルト液晶も搭載していますが、液晶周りの剛性もとても高く、同じチルト液晶のNikon D750の様なヤワさはありません。
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まとめ

電子シャッターが搭載されたことにより、E-M1も随分と汎用性が高くなりました。
デジタルカメラのシャッターには耐久回数があり、高級な一眼レフカメラでも10万〜40万回程度となっています。
その点、電子シャッターであれば物理的なシャッターの動きがないため、このシャッター耐久回数に触れることがなく撮影出来ます。
つまり、シャッター機構の劣化を意図的に抑えることもできるのです。

強力な手ぶれ補正により高感度を多用することなく撮影ができ、さらに度重なるバージョンアップにより、デジタル一眼レフカメラでは真似出来ない静音撮影による自由度を手に入れました。
広角から望遠までをカバーできる2本のプロレンズと、超万能高速レンズを組み合わせれば他に何も必要のないほどのシステムが完成します。
絶対的な動体撮影の性能は一眼レフには劣りますが、それを差し引いても魅力にあふれるシステムが、ミラーレスカメラであるオリンパスで組むことができるのです。
あまりにも快適な撮影ができるため、重たいフルサイズ一眼レフの立ち位置が危ぶまれている今日このごろです。


以上、『ミラーレス一眼「オリンパス OM-D E-M1」の再購入に伴うレビュー 手ぶれ補正と静音撮影が秀逸なフラッグシップ機』でした。