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KB EARの純銀ケーブル(KBX4904)と今だからこそのKZ AS16は相性が良すぎてKZ ASXの出番がなくなるよ

KZ ASXとは別の店舗で購入していたKZ AS16ですが、偶然にも同日に到着するというAS16にとっては立場の悪い状況となっていました。

だって、最新のBA20イヤホンを使ってみたいですよね…

 

その2つのイヤホンの到着から遅れること数日、KBEARの純銀ケーブルも到着しましたので、AS16も本格的に聞いてみることにしたのですが、、、

 

あれ、AS16最高か。

 

KBEAR純銀ケーブル - KBX4904

超低価格の純銀ケーブルです。

本当に純銀らしいです。

 

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箱入りは新しいロット

KBEAR純銀ケーブルも現在のロットは箱入りとなっています。

音質に変化はないようです。

 

一般的に銀ケーブルの特徴は、

低音弱く、高音強く

らしいのですが、ちょっと聞いた程度では明確な違いはわかりませんでした。

ただ、音全体がスッキリした印象はあります。

解像感が上がったとでも言いましょうか。

 

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収納袋付き、つかわないかな?

それに加え、AS16も一般的には「フラットな音」という評価ですが、こちらも思った音質とは違いました。

低音から高音までしっかり出ており、なおかつ解像感もあるという、正直驚きを隠せませんでした。

ZAXよりも定位があり、ASXの薄いベールもないスッキリとした音なのです。

AS16は発売から時間が経過していますので、BA等の改良が入っているのかもしれません。

事実、中華イヤホンは内蔵しているBAのブラッシュアップがあるようですので。

 

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KZ AS16 - KBX4904

何はともあれ、AS16は期待値が低かっただけに驚くとともに、一気にメイン機に昇格してしまいました。。。むむ。

なおSabaj D5で試聴しています。

 

    

 

 

 

「KZ ASX」レビューするけれど、ZAX買えば間違いなし…ん?

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KZ ASX , AS16 , ZAX

音を楽しむのが

KZ ZAX

ならば

 

音を感じるのが

KZ ASX

 

そんな「KZ ASX」のレビューをしていきたいと思います。

でも、ZAXを買っておけば幸せですよっと。

 

KZ ASXレビュー

初日のファーストインプレッションから数日聴き慣らしてみましたので、レビューしていきたいと思います。

仕様

製品名:KZ ASX
ドライバ構成:10BA
インピーダンス:20Ω
感度:106dB
再生周波数帯域:10-40000Hz

付属品

黒箱(製品名プレート)

銀メッキケーブル

(新型?)透明イヤーピース3サイズ

音質

視聴環境

PC - Sabaj D5 - 8core cable - KZ ASX(final Eタイプ CLEAR)

   

 

上記視聴環境が今のメインです。

なお、ステムが他のイヤホンと比べ、細く、より耳の内部側に配置されているので、私の場合はイヤーピースは1サイズ小さいものがフィットしました。

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細めのステム

そのうえでの感想は、「音の分離と定位に優れた艶のある良い音」といったところです。

開封直後、箱出し状態で視聴した際はとても籠った音で「これは失敗したか」と思いました。

その後、1時間で終わるエージングサイトにお邪魔、エージング後に再度視聴してみると籠った音はなくなり、定位のはっきりした音が顔を出し始めました。

ただ、ZAX等の解像感たっぷりの音と比べると、ごく薄いのですが一枚ベールがかかったような印象はあります。これは多ドライバーならではの現象らしく、仕方がないところではありますが、聴き疲れしない利点でもあります。(その点ZAXは多ドラなのにすごいですね。。。)エージングで変わるのかな。

そうなんです、ファーストインプレッションでは聴き疲れを感じていたのですが、その後数日聴き慣らしてみると、実に聴き疲れのしないまったりとした音に変化しています。

解像感たっぷりではなく、少し角の取れた音であるため、このような印象になったのだと思います。

 

音の印象は一言でフラット

低音は主張しすぎず、でもしっかり聴こえる、ガンガンはこない

高音はまったく刺さらず、こちらもしっかり、どこまでもキレイ

中音域のボーカルは少しへこむ印象、ボーカル以外の音がそれぞれ独立して聴こえるためこのように感じるのか

ZAXでは意識していなかった音に気付かされることが多々、それほど一つ一つの音源が独立してしっかりと聴こえる 

 

装着感

サイズが大きく、はっきりと耳の凹凸に形作られているため個人差が非常に大きいと思います。

私は正直ジャストフィットとはならず、いまだにポジションを探しているところです。

ただ、イヤーピースをサイズダウンさせることは必須だと思います。

 

総評

はっきりくっきりしたZAXの音色は素晴らしく、万人におすすめできるイヤホンですが、私個人的にはASXの音は大変気に入りました。

いつまで聴いてていられる、聴いていたいそんな音を鳴らすASXです。

音質的にZAXよりも気に入りました。

でも、サイズ感や視聴環境、価格的にもZAX買えば間違いなしだと思いますよという評価はかわらないですね。

ビルドクオリティーもこんなですし、、、ね。

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通称:木工ボンド

KZ ASXインプレ!イヤホンの評価なんて視聴環境と好みの問題

ようやくKZ ASXが到着しましたので、ファーストインプレッションを。

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KZ ASX

ASXファーストインプレッション

ASXZAXの様に誰もが高評価ということにはなっていません。残念ながら。

ただこれには理由があるように思います。

ASXについて書いている多くの方は、「何で聞いているか」を明確にしていないのです。 

 

そこで、手元にある視聴環境で聞き込むほどは聞けていませんが、聴き比べをしてみました。

なお、音源は誰でも簡単に聞けるようにYouTubeとしました。

ケーブルは8芯の銀メッキ線、銅線の混合線にリケーブル、バランス接続で視聴しました。

 

なお、箱出しは籠った音がしたため、「1時間のエージングプログラム後」に視聴しています。エージング後は籠りはなくなりました。

 

スマートフォン(ファーウェイ nova3)

音場がとにかく狭い。

その狭い空間に大量のBAから繰り出される音の波が、見事に喧嘩し始めます。

とにかくうるさい。耳障り。

ボーカルも何もかも、音の洪水。

ZAXは普通のスマホでもそれなりになってくれますので、明確にZAXの方が高音質だと感じられます。 

 

 

スマートフォン(AXON 7)

流石、音楽特価のスマホといったところ。

D/Aコンバーター旭化成の「AK4490」を搭載し、普通にDAPとして利用可能なスマホです。

nova3とは比較にならない音の良さです。

音場は一気に広がり、大きな空間の至る所からいろいろな音がはっきりと聞こえます。

それでいてボーカルの邪魔もしません。いい音♪

 

 

iPhone 5siPhoneはここで止まっています…)

nova3よりは広い音場も、やはり空間の狭さを感じてしまいます。

ただ、音の分離は思った以上に良く、普通に聞ける。不思議。

 

 

Sabaj D5

うーん。 いい!

けど、聴き疲れするかな、といった印象。

ZAXより音の情報量が多く、音の分離は素晴らしい。

音場はZAXより狭く感じる。

高音は良く出て、中音はボーカルが素晴らしく、低音はしっかり出ている。

 

 

このように、出力側にある程度の力が必要なようです。

このため、評価が賛否分かれているようですね。

一本目の中華イヤホンとしては決してオススメできないですが、沼の住人にはイチオシイヤホンというのが初日の感想です。

エージングで変わるのか楽しみですね。

 

 

ファーストインプレッション段階ですが、ZAXとの比較ではまだZAXをお勧めしたいところです。

ZAXコスパの良さは素晴らしく、本体も小さいため長時間つけていてもあまり疲れません。

それに比べASXは本体がZAXより2回りほど大きく、音の聴き疲れとともに、本体の疲れも感じます。

さらにZAXスマホでも聞けてしまうほど万能は高音質ですので。

 

 

 

というより、手持ちの中華イヤホンのインピーダンスと感度を調べてみると、わかったようなわからないような状態になりました。

 

KZ ASX

インピーダンス:20Ω
感度:106dB

 

KZ ZAX

インピーダンス:24Ω
感度:113dB

 

KZ ZXN PRO X

インピーダンス:25Ω
感度:112dB

 

KZ ZST X

インピーダンス:12Ω
感度:107dB

 

KZ EDX

インピーダンス:23Ω
感度:112dB

 

感度が圧倒的に低い代わりにインピーダンスが若干低い程度なので、鳴らすのにはある程度ボリュームを上げる必要があります。

具体的にはZAXで音量50のところ、同程度の音量を取るためにはASXは60~65程必要です。

 

 

なお、「yama - あるいは映画のような」のイントロ10秒程を鳴らし切ったのはASXが初です。ZAXでも厳しかったのですが。。。すばらしい。

また、外観は正直見られたものではないですね。噂の「白い詰め物」も左右非対称で適当ですし。

HiF4837でリケーブルの効果を考えるとSabaj D5の威力を感じることになる

中華イヤホン沼にすっかり肩まで浸かった感がありますが、リケーブルも少しだけ手を出しています。

さらに、DACもLOXJIE D10から入れ替えました。

 

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イヤホン、ケーブル

中華イヤホンはKZ製品ばかり

KZ ZST X

KZ ZSN PRO X

CCA C12

KZ ZAX

KZ EDX

と増え続けました。

さらにこれから、

KZ AS16と

KZ ASXが到着するのを待っているところです。

 

リケーブル用のケーブルは

8芯 銀メッキ線 銅線 混合ケーブル

16芯 7N OCC (HiF4837)

を購入してみました。

 

リケーブルの効果については様々言われていますが、聞きかじった結果

「音質を良くするものではなく、変化を楽しむものだ。」

という結論に至っています。

それぞれの線質や傾向を楽しむためにリケーブルすることは良いことだと思います。

 

 

 

また、イヤホン本来の持っている音をきちんと聞きたいと思い、これまで使っていたDAC「LOXJIE D10」から、新たに「Sabaj D5」に更新しています。

 

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SABAJ D5

DAC チップ「ES9038PRO」を搭載し、某有名な比較サイトでも高評価なDACです。

ただ、LOXJIE D10は価格に比して高音質なDACであったため、D10を始めて使った時程の衝撃は受けませんでした。

それでも、確実にさらにD10でさえ聞こえない音の存在に気が付けるほど、素晴らしい音質に満足しています。

さらに中華イヤホンを追加、1DDの悪魔「KZ EDX」を購入したので一区切りのレビュー

僅か2カ月程で、全くイヤホンを使っていなかった私が、中華イヤホン5本目を入手することになるとは思っていなかったのですが。

 

記念すべき5本目の中華イヤホンは、ハイブリッドですらない1DDの「KZ EDX」になります。

こちらもアリエクスプレスで600円台で購入した激安イヤホンです。

 

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購入のタイミングでスケルトンモデルがあったため、迷わず購入しました。

フルプラスチック筐体で高級感はありませんが、これはこれでかっこいいです。

 

様々な媒体で賛否ある評価がされているEDXですが、よく聞き比べてみると賛否あるのも納得の音質です。

パッと聞いた印象は「とても良い」です。

価格からは考えられないほどの音質です。

低音から高音までしっかりと表現されていながら、中音域のボーカルも全くつぶれていません。

確かにいい音。

ただ、これ単体で聞けばです。

 

しかし、やはり好みの問題が強いかと思います。

 

個人的に手持ちの中華イヤホンではKZ ZAXの音質が好みなのですが、EDXと聞き比べることによって、その理由がはっきりとわかりました。

音の分離感や立体感が全然違うということです。

ZAXは多量のBAとDDがあり、それぞれが音を奏でているため、楽曲の音源一つ一つが独立してなっているように感じられます。

ピアノ、ギター、ベース、ボーカル

それぞれが独立してきちんと聞こえます。

 

対してEDXはDD一つで全ての音を表現するため、悪く言えば複数の音が同じところからなっているように聞こえるのです。

 

ただ、これは好みの問題が大きく、多量の音に包まれるZAXは聞き疲れしますし、EDXは音楽を楽しむのには最適でもあります。

 

普通に聞く分にはEDXは十分すぎるほど高音質です。

ただ、上を知ってから聞いてしまうと、少し物足りなくなるのも事実です。

 

賛否あるのはこのあたりが原因でしょうか。